memo
- 2024/07/26
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サイト移転しました。辿ってまで来て下さる方がいらっしゃるのかなあとちょっと心配しつつ。辿り着いて下さった方いらっしゃいましたら、また宜しくお願いします。
読み手さん待ちも兼ねて、ここまでの悟浄総モテ現パロの話を。
・玄関先の59シーンは正直直したいと思ってるところが2ヶ所ありまして、1個はいきなり唇にキスしようとするんじゃなく、悟空の鼻筋に唇を触れさせる描写を入れたら、悟浄の心情が出てもっといいシーンになった。こういうの後から思いつくと悔しいなあ。もう1個は、手首を”縫い止められたまま”じゃなく”吊られたまま”にしようと思ってたのに忘れました。倒錯萌えです。でもそれはそれとして、悟空がへばっても手を離さず、一緒に座り込んで目線を合わせるところも、個人的な萌えポイント。
・17歳から「同情を買えばイケる」と思われている悟浄24歳。まあでも24歳か。若いですね。そもそもこの話の発端っていうのが「自分に刺さる悟浄総攻めを書きたい」と「悟浄年上・八戒年下で萌える設定はないか」の合わせ技で、八戒に手出せない悟浄ってちょっとイイなと思ったんですよね。当初の予定では八戒は魔性のDKだったはずなんですけど、悟空とかと絡んでるうちに可愛い感じになっちゃいました。
・フったくせに当然のようにオトしにくる八戒さんのことは小悪魔と呼んであげて下さい。本人喜ぶと思います。
・三蔵の”……八戒。おまえ、何でアイツの前に現れたんだ。”の答えを書いたつもりです。悟浄の強さと八戒の弱さがシンクロすればいいなと思って。似た者同士の器用貧乏なふたりでお送りしてます。……伝わってなかったらシンプルに書き手の力不足です。面目ない。
・次回予告という訳ではないんですが、悟浄が八戒のことを諦める訳がないので、八戒はまだ悟浄という男を解っていません!
- 2024/07/22
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サイトトップにも書かせていただいたんですが、急遽サイトを移転しなければならなくなりました。まだ移転先を探してもいない状況なんですが、このサイト自体がいつまで閲覧出来るかわからないので、取り急ぎ。移転先については、ここで告知出来る状態であればサイトトップでお知らせします。ここが消えてしまった場合は、移転完了した段階で最遊記総合SEARCHとpixivのプロフィールのリンク張り替えますので、どちらかから辿ってやって下さい。
……最初に作った最遊サイトから16年お世話になったサーバさんでした。本当にありがとうございました。
- 2024/07/19
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悟浄総モテ現パロ、一人ベランダに出て、夜の空を見上げる八戒。ゆっくりと雲が流れていくのを、見るともなく、眺めています。「……風が出てきたな」背後から聞こえたのは、悟浄の声。振り向いた八戒の視線を気にした風でもなく、ごく自然に、八戒の横に立ちます。「……部屋に戻ったんじゃなかったんですか?」「んーまあ、おまえがもうちょい一人で飲むとか言うから」一度言葉を切って、煙草を取り出す悟浄。「……人生儚んでる頃じゃねェかと思ってよ」「……」何でもないように火を灯す悟浄を横目に、八戒が口を開きます。「……悟空のこと」「あ?」「ちょっと意外でした。……悟空のことは、大事にしているように見えたので」「……」軽口と同じ声音で、悟浄が返します。「……おめーもちょっとは大事にされたくなったかァ?俺に。」「……悟空を羨む権利なんて、僕にはありませんよ」「……そーゆーことじゃなくってよ」「……悟浄」穏やかに呼びかけて、悟浄の方へと、向き直る八戒。「……貴方が僕の為に心を砕いてくれたこと、理解しているつもりです。……本当に、ありがとうございました」頭を下げた八戒を、見下ろす悟浄。「……頭上げろって」「……」顔を上げた八戒の目に、迷いはありません。「……ここは、僕のいるべき場所ではないと思います」「……」「三蔵からいただいたお給料、使わずに取ってあるんです。まあ、三蔵から悟浄にお金が渡るだけなので、あまり意味はないのかもしれませんが……」「……そーゆーつもりで仕事させてたんじゃねェよ」「わかってます。でも、これだけお世話になって、僕の気が済まないので」「……世話になってんのは俺らの方だろ。おまえのおかげで美味い飯食えてるし、何か家ん中キレイになったし、……なーんか一緒に飯食うようになってるしよ」「……」「三蔵悪態吐いてっけど、助手みてえなことしてくれる奴が欲しいって前から言ってたんだよ。悟空もおまえ来てから、何かイイ顔になった。……アイツ、昔ちょっと色々あってよ。でもおまえには、心許してるみてぇだから」「……」「……ちゃんとおまえが、自分で作った居場所なんじゃねーの?」「……僕からも、一つだけ、いいですか?」真っ向から、悟浄に笑いかける八戒。「信じてもらえるかわかりませんが、……あの時、逃げるかって言ってくれたこと。……本当に、嬉しかったんです」「……」「そういう道だって選べる、自分の幸せの為に、自分の人生を生きるべきだって、頭では理解出来るんです。だけど、……だけど僕は、奪われたことも、自分自身の罪も、……どうしても、無かったことには出来ない」八戒の声が震えても、顔色一つ変えない悟浄。そんな悟浄の真っ直ぐな優しさを、胸が塞がる思いで、八戒はみつめます。「悟空には未来がある。その未来にはきっと、貴方が必要なんです。……ちゃんと、そばにいてあげて下さい」柔らかく諭すように、八戒が言います。小さく息を吐いて、肩の力を抜く悟浄。「……どーせ止めたって聞きゃあしねーんだよな、おまえ」「……すみません」「……悪かったな、諦め悪くてよ」置きっぱなしの灰皿に、煙草を押し付ける悟浄。「……悟浄」「……ん?」「抱いて下さい」微笑みを浮かべながら、八戒が告げます。まるで、約束の合図みたいに。「……無責任でいいんです。三蔵にも、悟空にも、絶対に言いません。ここにも二度と戻ってきません。だから」……同情を買ったのは、計算のつもりだったんだけどな。視界の縁を滲ませながら、八戒は思います。
……ああ、やっぱり駄目だ。貴方に抱き締められると、息苦しい。
続く。
- 2024/07/05
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悟浄総モテ現パロ、引き続き4人の時間。悟浄と三蔵は喫煙タイムです。「コイツ、うまくやってんだろ?」横に座る八戒を示しつつ、悟浄が訊きます。「……仕事が早いし話も早い。今は普通に雑務やらせてるが、自分で有能だと言うだけのことはあるな」「三蔵が電話に出るの面倒くさがるので、僕がいる時は僕が応対してますね」「適材適所だろうが」「相性ヨかったろ?」したり顔の悟浄に、三蔵が水を向けます。「……おまえは、ウチで正式に働く気はねェのか」その一言で、ちょっと空気が変わります。灰を落としつつ、答える悟浄。「……今でもたまに手伝ってんじゃん?案件ごとに駆り出してくれりゃあコッチもありがたーく請け負うからよ。三蔵様イロつけてくれるし?」「貴様は荒っぽいが仕事が早いし、メンドクセェ依頼人の懐柔が上手いからな」「そりゃどーも」「ウチは使える奴なら素行は問わねェよ」「ハハッ。コイツ男前っしょ?」「……」三蔵の視線を受けて、少し笑う悟浄。「……気持ちはありがてえんだけどよ」穏やかな口調ながら、それ以上の追及を許さない、ぴしゃりとした物言い。相対するふたりを、横からみつめる八戒。キッチンの方から、冷蔵庫が閉まる音が聞こえます。「……八戒、パピコ食べる?」「……あ、ありがとうございます」半分に分けたパピコのチョココーヒー味を吸い始める、悟空と八戒。「……おまえ、人に食いモン分け与えることとかあんの?」心底意外そうに言う悟浄を、嫌そうに見る悟空。「うっさいな、別にいーだろ!」「……アタリ強えーな」「八戒。こいつらいっつもこうだから。」「あ、はい」「……何でテメェが仕切ってんだ猿」三蔵の溜め息と共に、空気がほどけます。「……悟空」呼びかけたのは、悟浄の声。「おまえの好きにやりゃあいーんだって。……見ててやっからよ」表情を硬くした悟空が、悟浄の前に立ちます。悟空から飛んできた拳を、素手で受け止める悟浄。もしも悟空が本気で殴れば悟浄は吹っ飛ぶことを、悟浄は知っています。そして、悟空自身も。「……悟浄のバカ……」力無い悟空の拳を握りしめて、笑う悟浄。「……おめーもな。」おもむろに、八戒が立ち上がります。「……お酒にしましょうか」「お、いーね」「何かつまめるもの用意しますね」「……あ、八戒、俺も手伝う!」キッチンに立つ悟空と八戒、残された三蔵と悟浄。視線を向けてきた三蔵に悟浄がふっと笑いかけると、三蔵は睨むとも乞うともつかない表情で目を逸らし、小さく零します。「……馬鹿が」「……」悪態を吐こうが、目を逸らそうが、自分で自分を貶めようが。決して損なわれるとは思えない三蔵の在り方を、みつめる悟浄。
……なあ、三蔵。本当にキレイなモノって、何だと思う?
続く。
三蔵様頑張って!「見ててやっから」は、実はエロに使いたいフレーズだったんですけどね。ちょっとそこまではイケなかったです、残念。
- 2024/07/03
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悟浄総モテ現パロにお付き合い下さってる方、ありがとうございます。リロ4巻をパラ見してた時に、悟浄が「オラフォーカードだ!」っつって悟空が「ちょっとタンマ!!」って言うコマが目に留まりまして。「タンマ」って何かイイですよね、ズルくて。あと「寸止め」は一応どっちとも取れるように書いたつもりだったり。
- 2024/07/01
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悟浄総モテ現パロ、明くる日の夕食後。三蔵が厳かに口を開きます。「……悟空」「……何?」「悟浄とはヤるなっつっただろうが」いつになく神妙な顔つきで、目を落とす悟空。「……うん。ごめん。」そして平然としてる悟浄。「……謝んなっつの。あとヤってねーよ。寸止め」「黙ってろ節操なし」「だァから俺美食家だって」「そーゆー問題じゃないでしょう」食後のコーヒーを悟浄の前に置いた八戒が、さらりとツッコミを入れます。「……懲りませんね、貴方も」「……そーね」口端を上げて応える悟浄。視線を交わすふたりに、悟空が不満を漏らします。「……そのふたりで通じ合う奴やめろよなっ!」「……つける薬のねェバカどもは放っておけ」「ひでー言われようだな」「あれ、バカって僕も入ってるんですか?」「ってゆーか!!」思い詰めた調子で、悟空が吠えます。「全部悟浄のせいじゃんっ……!」「……」「……」三蔵と八戒から、何とも生ぬるい視線を送られる悟空。「……え、何?」特に反論もせず、静かに笑ってる悟浄。
続く。
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