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memo

2024/12/18
風邪を引いたりしていました。何を書こうかなあと思いつつ、ふと思い付いた総モテ現パロの裏話でも。
・何せ悟浄をフィーチャーする為に書いてるので、見せ場っぽいシーンはほぼ悟浄メインなんですけど、悟浄以外だと車の中の三蔵のアレが一番面白かった気がするんですよね。まあ正直アレは自分の中でもちょっと一線を超えてしまったというか、「解らないものを堂々と書いてしまったな」という感触がありました。言い訳させてもらうと、精神的にだいぶキてましたね。まあアレです、総モテ書くからには悟浄ガチ勢の人が1人はいて欲しくて、私の中でその立ち位置っていうのは八戒じゃなくて三蔵なんですよね。あと書いたのが『【推しの子】』の一期を観た直後で、ちょっと引っ張られた感じもありました。
・その前の海のシーン書いた時は、佐藤亜紀の『天使』という小説にどハマリしてました。内容も面白いんだけどとにかく文章の読み心地が好きで、読み終わるのが嫌でずっと読んでいたくて、時間かけてちびちび読んでた。天窓の硝子の粉を浴びながらカラヴィチを撃つシーンが本当に天使に視える。文章なのに自然に”視える”って表現させちゃうのも凄い。好きなシーンもセリフ回しも色々あるんだけど、酒飲みでヴァイオリンの名手だった義父の演奏をジェルジュが再現した時に「何だか死にたくなるな」とコメントしたダーフィットが、もう一度聴きたがるところが印象的。
・59の玄関先のシーンで悟空の手首を吊りたかったって話をした気がするんですが、あの時はアニメ『キルラキル』を観てました。アレも面白かったんだけど感想書きそびれちゃったなあ。何か女の子が逆さ吊りで服ペロンてなってるシーンが複数回出てくるんですよ。勿論お腹は完全に見えてるし下乳まで出てるんだけど、下着は見えないという謎仕様。他にもスパンキングとかバキュームとか緊縛とか創り手のフェチ全開のヤツが出てきます、あくまでポップに、全年齢の範囲で。私が絵師だったら悟空の逆さ吊り描くんですけどね、にょたでもイイし普通に男の子の悟空でも。腹筋とか腰のくびれとか表情とか、全年齢の範囲で。私はカリスマ性の描き方がイマイチよくわからないので、皐月様のカリスマは勉強になるなあと思いながら観てました。まあ皐月様がカッコイイ台詞でキメた後に「流子ちゃんの方がおっぱいが大きい」とか言いだすマコが個人的にはだいぶ好みだったんですけど。あとそう、59に話を戻すと、アレって悟浄としても一枚カードを切っちゃった感じだと思うんですよね。悟空にああいうことするつもりなかったんですよ、直前まで。事の是非はまあ、読み手さんによると思うんですけど、そういうのエロイよなって。
2024/12/06
実際のところ、本当につらかったら闇堕ちしてもいいと思うんですけどね。決して正気でい続けることを強要したい訳ではないです。理想や幻想が破れた段階で真っ黒に突き進んじゃうのは、自分自身の為にも、オススメ出来ないってだけで。特に烏哭の話とかでなくリアル人生の話です。
「愛」っていうと大袈裟な感じですが、「好意」を貰っても基本ピンときてないっていうのはあります。勿論「好き」と言ってもらえたら「嬉しい」も「ありがとう」もあるけれど、実感が持てない。そういうのって当然相手にも伝わるから、手応えを感じさせてあげられなくて申し訳ないと思うけど、でも、正直そこを責められると、すごくつらい。かと言って理解しろとも言えない、やっぱり違いすぎると思うから。何か諦め入ってきちゃってて申し訳ないけど。……貰ったものと同じものを返すことは私には出来ないんですけど(持ってないから)、私から出せるもので返したいという気持ちはあります。具体的には創作ということになるんですけど。そもそもが創作ですしね。……まあーでも多分こういうことじゃないんだろうなあ〜。
2024/12/04
1日に拍手送って下さった方、ありがとうございます!!
悟浄総モテ現パロ続き。
『……シてくれないんですか?』ベッドに座らされた八戒が、悟浄を見上げます。『……泣いてる奴抱くの苦手なんだよ』ぽつりと零した悟浄に、首を傾げる八戒。『僕、泣いてないですよ?』『……』『……別に、大事にする必要なんてありませんよ。はじめてでもないですしね』『……関係ねーだろそれは』寂しげに、八戒が微笑みます。『……貴方が思ってるほど、僕、子どもじゃないんです』『……おまえが思ってるほど大人でもねえのよ』『何でもします。……僕にしてほしいこと、僕にしてみたいこと、ないですか?』妖艶に笑う八戒を、顔色も変えず、みつめる悟浄。『……これが最後って訳でもねえだろーが。ンな思い詰めんな』『未来の話なんてしないで下さい』苦しげに、八戒が悟浄を詰ります。『今じゃなきゃ、意味が無いんです。今じゃなきゃ……ッ』八戒の肩を抱いて、悟浄が唇を塞ぎます。二度目のキス。三度目。唇を濡らしたまま、間近に見た悟浄の瞳の真剣さに、吸い込まれる八戒。『……わかってる』八戒の身体を優しく、けれど抗いがたい力で引き寄せて、その背を掻き抱く悟浄。『……わかってる』その腕の力に押されるように、吐息を漏らす八戒。悟浄の首筋に縋った体温が、やがて、悟浄の肌を濡らします。
「……おまえ、アイツが前にも傷害事件起こしてることは知ってるのか」「……どういうことですか?」表情を固くして、八戒が尋ねます。静かな溜め息を吐く三蔵。そんな三蔵を見遣って、悟空が口を開きます。「……三蔵。俺が話してもいい?」「……好きにしろ」三蔵の言葉を受けて、八戒の方へと、向き直る悟空。「……前にさ、三蔵仕事で逆恨みっていうか、ストーカーみたいな奴につきまとわれて、……ホントにちょっと、危なかったことがあったんだけど。それ、悟浄が助けてさ。……でも、そん時悟浄、相手のことボコボコにしちゃって」「俺が止めなきゃ殺してたんだよ」厳しい声音で、三蔵が口を挟みます。「……許せねェんだと。『そういう』奴が」「……」「……ま、確かにアイツは甘いからな。殺しまではヤらんかもしれん」「……三蔵」何処か遠くを眺めるように、三蔵が言います。「……おまえに、自分の罪背負わせるような真似は、出来ねえかもな」何度目かの沈黙が訪れます。口火を切ったのは、悟空。「……えっ、じゃあさ、悟浄何処行ったんだよ?」「俺が知るかよ」「ってゆーかさ、八戒の為って言って、八戒置いてくのっておかしくね?」「……それはさっき説明しただろうが猿。アイツの目的は、八戒をここに置いていくことだろ」「でもっ!おかしーじゃん!」「……まあな」ふたりのやりとりを前にして、密かに気が咎める八戒。……悟浄は、いきなり僕を置いていった訳じゃない。”逃げるか”と言われたあの時のことは、きっと、墓場まで持って行くべき秘密だ。「……ここで憶測を並べていても埒が明かない。とにかく、悟浄を捜さないと」「……だから、アイツを捜しておまえは、どうするんだ」「……わかりません。でも」真っ直ぐに顔を上げて、八戒がふたりを見返します。「……会いたいんです。悟浄に」
僕一人をベッドで寝かせて、抱き締めて添い寝をすることすら、貴方はしてくれなかった。『……おまえはさ、苦しんで当たり前のことで苦しんで、悲しんで当たり前のことを、悲しんでるだけなんだよ』『……』『……だからさ、……あんま自分のこと、追い詰めんなよ』『……』『……ま、……しょーじき俺にも、よくわかんねえんだけどな』『……悟浄』『ん?』『……あの、……わざとですか?』上目遣いで尋ねても、悟浄は他意もなさそうに僕を見返すだけだったから、僕は仕方なく、内側から悟浄の手を、握り返した。『……あんまり、指、撫でないで下さい』吐息が混ざったことに、気付かない悟浄ではないはずだった。悟浄は軽く目を見張り、それから絡まり合った手を見遣って、笑った。『……ワリ。つい、な』口ではそう言いながら、また僕の背を震わせるような真似をする。その時の僕は、よっぽど恨みがましい目をしていたのだろう。悟浄は心底困ったように、けれど何処か愛おしげに僕を見て、笑っていた。
続く。
たぶん、悲しい夜にしたくなかった。

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