自分の快楽を追いながらも、悟浄は僕の身体のあちこちを触ってくれて、結局僕も一緒に気持ち良くなってしまった。巧みな手に追い詰められて三度目の射精をしたところで、僕は床にへたり込んだ。
「……大丈夫か?」
振り返って、背後の悟浄を見る。悟浄の射精は僕よりも多かったはずだけれど、媚薬はまだ効いているようで、性器は勃ち上がったままだった。にじり寄って、口内に迎え入れる。今度は悟浄も、抵抗なく受け入れてくれた。
慣れない体勢での連続した射精で、身体に力が入らない。それでも悟浄に気持ち良くなってほしい一心で、情熱的に舌を絡めた。たぶん技巧も何もあったもんじゃなかったけれど、悟浄と、悟浄の一部を愛おしいと思う。唇と指で扱き、吸っては舐めを繰り返していると、僕の中で悟浄が更に体積を増した。
「……なあ」
銜えたままで、僕は悟浄を見上げた。
「……かけてもいい?」
荒い吐息、色っぽい表情、いつもより切羽詰まった声。僕は目で頷いた。悟浄の手が伸びてきて、僕の瞼をそっと下ろす。
「……絶対目ェ開けんなよ」
口から性器が抜き出され、僕は軽く息を吐いた。悟浄が自分で扱く水音だけが耳に届く。言いつけを守っておとなしく待っていると、顔が断続的に濡らされ、悟浄が達したことを知った。顔射ってこんな感じなのか、などと感想を抱いていると、ティッシュと思われるものが被せられ、液体を拭い取ってくれる。
目を開けると、まだ目の前に悟浄の性器があったので、舌を伸ばして先端を舐める。悟浄は何故かごく軽い手つきで、僕の頬を、ぺし、と叩いた。
悟浄が屈み込んでくる。僕をみつめる何とも言えない表情に吸い込まれていると、両頬を大きな手に包み込まれて、唇が重なった。それはとても久しぶりにしたお互いを感じ合う為のキスで、胸がじわりと温かくなる。舌は苦いのに、飲み込んだ悟浄の唾液が甘い。汗だくでぐちょぐちょで、お互い下半身だけ露出しただらしない格好で、床にしゃがみこんで。いつまでもふたり、キスをしていた。