三蔵がイってるのをナカで感じながら、俺は身体を震わせた。もっともっとって、湧き上がる気持ちのまま、三蔵の腰を、脚で引き寄せる。
スパアアン!っていう派手な音を立てて、俺の脳天に衝撃が降ってきた。
「っってえッッ!!何で今ハリセン出すんだよ!?」
「たった今抜かず二発やったろうが!休憩させろ馬鹿猿!!」
繋がったまま、色気も何にもない言い合い。頭を押さえながら、俺は三蔵を見上げた。
「……ぬか……何?」
「……水飲んどけ」
ちょっと呆れたように三蔵は言って、俺のナカから出ていく。ぬかずにはつ。あ、俺が抜かないでって言ったからそのままシてくれたことか、って自分で答えを出してる間に、三蔵はゴムを外して、備え付けの冷蔵庫から水のペットボトルを持ってきてくれた。
「……サンキュ」
三蔵がこうやって動いてくれるのって結構レアなんだけど、茶化すのもアレだからツッコミは入れない。三蔵が自分の蓋を開けてる間に、俺は中身の半分以上を喉に流し込んだ。
「……なあさんぞー」
「……何だ」
「三蔵ってさ、いつから俺のこと好きだったんだ?」
隣に座った三蔵が、水を飲むのを止めて俺に視線をくれる。
「……何だ藪から棒に」
「や、フツーに。気になったから」
「……覚えてねェよ」
「えっ、そーなの?」
「……相当待ったからな」
俺と三蔵がこういうことするようになったのは、旅に出る一年くらい前だった。別に何も変わりやしねえから、嫌なら嫌だとはっきり言え。はじめて見た三蔵の熱っぽい眼差しは、今でも鮮明に覚えてる。
「……三蔵って、……えーっと、"ショタコン"?」
「違ェよっ!ふざけんなっっ!!」
「えーだってさ……」
「……寺にいた時、俺の稚児だなんだとウザッてえこと散々言われただろうが」
「まあそうなんだけどさ。でも俺、別に何言われても平気だったし。三蔵いてくれたから」
三蔵の目を見て、俺は笑う。三蔵はそんな俺の顔をまじまじと見た後で、拾い上げた法衣から、クレジットカードを取り出した。
「ゴムが無え。体力有り余ってんならテメェが買ってこい。一番薄い奴だ」
「……あれ、まだスんの?」
「……休憩だっつっただろうが」
「あそっか」