早く中で擦りたい。正直な欲望を抑えつけながら、俺は悟浄の身体のあちこちを弄った。悟浄はキスをねだりつつ、俺の股間の膨らみを撫で上げたりする。ホックを外すのにかなり手間取ったが、悟浄は笑わなかった。
ワイシャツのボタンを全て外して、妙に派手なブラジャーをずり上げる。巨乳とまではいかないが、形の良いキレイな胸だ。先端を指でつまむ。悟浄の上擦った声が漏れた。
指を当てた時には、そこはもう濡れていた。動かすとくちゅりといやらしい音が鳴り、悟浄の吐息があからさまに乱れる。舐めたりした方がいいんだろうかとちょっと構えていたのだが、その必要はなさそうだ。中に指を挿入すると、きゅ、と包み込まれる感覚。いよいよ我慢出来そうになかった。
下半身を慌ただしく脱ぎ、今日この時の為に用意していたコンドームを手に取る。充分に勃起したそれに被せる様子を、あられもない格好をした悟浄が、じっと見上げていた。
「……まじまじ見んじゃねえよ」
「や、はじめてだから」
淡々と悟浄が言う。驚いて、つい思ったことをそのまま言ってしまった。
「……処女だったのか」
「じゃなくて。ゴムつけてくれる奴」
正直、一刻も早く中に突っ込んでめちゃくちゃにしてやりたいという欲望は俺にもある。あるけれど、そんな風に言われたらもう乱暴に抱くことなんか出来ない。それはほとんど見栄だったが、こいつにとって今までの奴らと同じ男にはなりたくなかった。
先っぽをそこに押し当てる。切なげな悟浄の顔と濡れた感触にたまらない気持ちになりながら、俺は柄にもなく優しい声を出していた。
「痛かったら言え」
「……うん」
何故だか胸が苦しい。
受け入れてほしくて、受け入れたくて、俺は味わうように腰を沈めた。