よく食べてよく寝てよくヤって。欲望に忠実すぎやしないだろうか。
とか言ったところで、今まさに僕を押し倒している彼が引きさがる訳ではないことは解っている。悟空は僕の股間の要所を確実に捕らえ、あられもなく腰を振った。
「っ」
「なあ、はっかい」
挿れよ、と誘う目は濡れきっている。もはやストップがかけられる感じじゃない。悟空は僕の返事を待たずに力業で下半身を脱がし、飛び出してきた僕のモノに手を添えた。超絶技巧とは言わないが、やはり人に触ってもらうのは気持ちがいい。それが悟空の手と思えば尚更だ。
……ゴムあったっけ。息を乱しながら考えていたら、手淫に励んでいた悟空が、四角いパッケージを持ち出してきた。僕が言葉を発する前に、悟空は答える。
「さっき買っといた」
そうしてガチガチに硬くなったそこに、案外滑らかな手つきでコンドームを被せてしまう。何処で覚えてきたんだ。僕か。
悟空は自分も下半身を脱ぎ、改めて僕の上に跨った。さすがにいきなりは入んねえだろと思っていたのだが、悟空はそのまま腰を落とし、これも結構あっさり飲み込んでしまう。もしかしてそこまで準備していたのだろうか。「さっきやっといた」的な。
全長を納めると、悟空は非常に性的な表情で僕を見下ろした。
「……はっかい、気持ちいい?」
「……はい」
「もしかして、ヤだった?」
挿れてから訊かれても。
「嫌というか……寝てたので」
「……だよな」
悟空はちょっと笑って、腰を揺すった。挿れたばかりのそこは締め付けがきつく、びくびくと中で跳ねる。僕は息を詰め、悟空は小さく喘いだ。
「……はっかい」
「……はい」
「好き」
これが悟空じゃなかったら、人の寝込み襲っといて何を辻褄合わせてんだと思うかもしれないが、そこは、悟空なので。
「……知ってます」
僕は観念して、キスをする為に彼の身体を抱き寄せた。