俺に居場所を与えてくれたのは、三蔵だ。
「……っ、さんぞ、動いてよ」
腰を落としたところで、俺は動きを止めた。三蔵を受け入れているそこが、ぐずぐずとじれったい快感で疼いてる。三蔵の顔は涼しげだ。
「てめえが勝手にサカって乗っかってきたんだろうが」
「……だって」
俺は三蔵の裸の胸をなぞった。三蔵は声も出さないし、表情もほとんど変わらない。上から見下ろす三蔵はやっぱりキレイで、何だか悔しかった。
こうならない選択肢もあったと思う。実際三蔵は戸惑ってた。三蔵が俺を傍に置くことで何て言われてるかも知ってたし、そんなつもりで俺を連れ出してくれたんじゃないことも勿論知ってた。でも俺はこうしたかった。三蔵が俺の想いに応えてくれた時の、あの胸いっぱいの気持ちは、言葉に出来ない。
俺は腰を揺らした。三蔵のがナカに当たって気持ち良くて、下半身から背筋に震えが走る。気持ち良くて、でも足りない。こんなんじゃ全然足りない。
「……三蔵」
「……どうした」
「……さんぞ、さんぞ」
三蔵が目を細めた。
ゆっくりと上体を起こした三蔵に、腰を抱かれる。当たる箇所が変わって、俺は小さく喘いだ。至近距離でみつめ合う。
「うるせえんだよ」
ひでえ。
言おうとした言葉は、三蔵の唇に塞がれた。下から突き上げられて、俺は三蔵にしがみついた。欲しかった刺激を欲しかったように与えられて、急激に快感が迫り上がる。
「っ、んあっ、さんぞっ」
「……聞こえてんだよ、ずっと」
聞かされる身にもなれ。
呟いた三蔵の吐息が熱かった。