苦痛に歪んだ顔ですら美人なんだなと、たった今根元まで受け入れさせた相手を見下ろして、思う。それなりの時間はかけたけど、たぶん、ほぼはじめてだ。八戒が俺に望んだことはそもそも無茶だった。だからこそ、俺は、手加減しなかった。
痛ェ?と尋ねた俺に、八戒はへらっと笑いかける。
「僕、悟浄にハメられちゃってますね」
「……おまえな」
「だって、大きくて……何か、悟浄でいっぱいで……んあっ!」
「……ワリ」
下半身の正直さが気まずくて謝ると、八戒は切なげに頬を染めて俺を見上げた。体格もそこまで変わらないし俺より強い奴だってことも知ってるのに、まるで自分より小さい生き物を虐めてしまったような、妙な罪悪感が湧いてくる。大事にしてやらなきゃいけないような、守ってやらなきゃいけないような。
「……あー……ゆっくりすっからよ。……動いていい?」
「……はい……」
「……キツかったら、言って」
緩く腰を動かし始める。八戒は身体を震わせ、控えめに喘いだ。
「……あっ、あ、んっ、あっ……」
あーあ。鳴いてる。俺のカタチに合わせて健気に広げられたソコが、奥まで含ませる度に、全部包み込もうと締め付けてくる。
やらしくて哀れっぽくて、それからたぶん、可愛くて。率直な征服欲が頭をもたげた。
八戒は気持ちいいところまではイけない。それがわかってて、俺は自分の欲を満たす為に腰を振った。俺を受け入れてくれる八戒をただ犯して、ちんこがどんどん硬くなる。せめてもと思ってキスを重ねると、八戒は必死に俺にしがみついた。
「……イきそ、……イっていい?」
短く済ませようと思ってたけど、思った以上に早い。心の中で自嘲しながら耳元で尋ねると、八戒はこくこくと頷いた。
「……イって……出して……」
「……ちょっと我慢な」
抱き締めたまま、八戒の中で擦り立てて、先っぽを奥に押し付ける。苦しいのか、悩ましげな八戒の声に耳を犯されながら、ゴム越しに精液を吐き出した。震える八戒の腰に余韻を刺激されて、思いっきり突きたくなるのを息を詰めて耐える。
本当は足りないなんて、口に出すつもりはなかった。腰を引こうとした俺に、八戒は抱きついて、もっと下さい、お願い悟浄、と泣きそうな声で言った。