【1day1pict】 お題配布元:1day1pict

335.こづく


「……美人てこーゆートコも美人なんだな」
「……何言ってるんですか……」
 座った状態で後ろから抱き締められ、僕は生身の性器を悟浄の掌に委ねていた。感心したように言う悟浄に、僕は力無く返すことしか出来ない。裸の背に密着した、同じように裸の悟浄の体温。広げられた脚の間でぐちゃぐちゃと絡む悟浄の手を、確かな興奮と、それでも何処か信じられないような気持ちで、眺めていた。
「……すげー熱くなってる、カラダ」
「……っ、んっ、ふっ」
 腹の辺りを抱いていた悟浄の手が、胸元に伸びる。さりさりと繊細な手つきで粒立てられて、ねだるようにピンと勃つのが自分でもわかった。
 下半身を固定されていて、うまく快感を逃がせない。背後の悟浄に縋ると、すぐに唇が塞がれて、舌を吸われた。優しくて歯がゆい乳首への刺激が、指先で擦りあげるような愛撫に変わり、腰がガクンと大きく震える。
「……っ、このまま、出していいですかっ……?」
「……ん」
 手加減の無い、少し強めの緩急。悟浄の手に包み込まれながら、僕は射精した。軽く脱力した身体を、悟浄が抱き留めてくれる。
 ベッドに横たえられ、悟浄を見上げる。僕の衣服をさっさと脱がせたかと思えば自分も全裸になった悟浄の所作を何となく意外に思ったのだけれど、曝け出す恥ずかしさよりも、肌を合わせる気持ち良さの方が、どう考えても勝っていた。今この瞬間だって離れたくない。悟浄が僕の下半身に顔を埋めようとするので、僕は慌てて制止をかけた。
「ごじょうっ、……あの、……挿れて下さい、ソレ……」
 悟浄の股間をみつめながら、僕は言った。悟浄も、勃ってる。僕の脚の間で。
 悟浄はきょとんとしたように僕を見て、半身を起こした。長い髪を掻き上げながら自らの性器に手を添え、カタチを確かめるように緩く扱く。露骨な仕草が様になるのもさすがだが、それ以上に、悟浄がどうしたいのかがわかってしまって、疼くような熱が全身を巡った。
「……そのつもりだけど。おまえがもうちょっと力抜けてくれてた方が、俺的にもイイから。もっかいくらいイっとこーぜ」
「……マジじゃないですか……」
 我ながら間抜けなセリフだったと思う。悟浄はバツが悪そうに顔を顰め、僕の頭を軽く小突いた。
「……大マジだっつのバカ」


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