風呂場から出てきた八戒はスカートを履いていた。しかもふわふわのフリフリの奴だ。呆然とした俺を尻目に、八戒はベッドに腰掛けた俺の目の前で軽やかに一回転した。
「似合います?」
「……似合う似合う」
既にノーパンらしい八戒の、生々しいイチモツがチラリズムで横切っていった。
俺は八戒のすることに大して無抵抗すぎるかもしれない。
八戒の白い太腿を撫でながら冷静に思う。八戒が俺を押し倒して首の上辺りに跨ったことで、俺は今夜の趣旨を秒速で理解していた。スカートの中に手を入れて股間をなぞると、びくんと跳ねて硬く反り返る。
「悟浄、……舐めて」
口調は完全な指図だが、吐息に乗ってておねだりっぽくもある。何よりちょっと触ってやっただけでこのエロ顔。このところ野宿続きでご無沙汰だったのもあってか、俺の下半身も熱くなり始めている。
首を少し持ち上げてスカートの中に顔面を突っ込む。舌と唾液をぐっしょり絡めて、しばらく丹念に愛撫を続けた。こいつが俺の中を擦り立てて満たしてくれることを想う。もしかしたら物欲しげなフェラだったかもしれない。
不意に八戒が、俺の首を手で支えた。体勢が楽になったのとほぼ同時に、二度三度と立て続けに奥まで突っ込まれる。激しい嘔吐感で涙目になりながら、歯を立てないように頑張っちゃう辺りが、我ながら本当に健気だと思う。
俺の口から吐き出されたそれが、ぬめって細い糸を引いている。すっかり勃起したモノがフリルの裾を押し上げているのを見るとこいつは一体何がしたいんだろうと思ったりもするが、よく考えたら今までそんなものが解ったことは一度もない。
「何だか楽しいですね」
陶然と八戒が笑う。
もうおまえが楽しいならそれでいいよ。