三蔵が入ってくる。
「……あ、うあ、あ」
ずるずると、一気に全部。三蔵は最初の時からそうだった。三蔵だったら、三蔵だからと思って受け入れたけど、とにかくむちゃくちゃ痛くて、苦しいとか無理とか色々言ってみたけど、やめてくれなかった。終わった後さっさと煙草吸ってる後ろ姿見て、こんなこと二度とするもんかって。
そう、思ったのに。
俺の中に埋め込まれた三蔵が、どく、どく、と脈打つ。その度に俺は声を漏らして、三蔵は息を荒らげた。
「……さんぞ」
「……何だ」
「……何か、奥、キモチイイ」
三蔵は、表情を変えずに俺を見下ろした。
「……ねだってんのか」
「……三蔵は?」
俺は少しそこに力を込めた。三蔵が呻く。締まると気持ちいいって、俺に教えたのは三蔵だ。
「……ヨくなかったらしねえよ」
「……ずりーよ、さんぞっ」
「……ずるいのは、っ、てめえだ」
何それ意味ワカンネ。
言葉にして非難したかったのに、三蔵が動き始めたからそれも叶わない。奥まで挿れられると身体が震えて、抜かれると切なくて、少しも離れたくなくて、俺は意味のない喘ぎの合間に、三蔵の名前を繰り返した。