俺の性器をくわえ込んだ八戒のナカが、扇情的な収縮を繰り返す。今夜何度目かのセックスで柔らかく溶けたその奥を、堪らず大きく、突き上げた。
「……あっ、ごじょ、ダメッ……まだイかないで……」
「……ッ、ムチャぶり……」
顔を顰めながらも、切なげな命令に従って、動きを止める。こちらからは刺激していないにもかかわらず、八戒は貪欲に俺を締め付け、身悶えた。
「あっ、あっ、ごじょ、キモチイ……」
「……」
とろ火にくべるように、ゆるゆると、腰を動かし始める。それに呼応して、あっ、あっ、と声をあげる八戒を、眺めていた。
「……ごじょ……っ」
俺にはイくなと言ったくせに、いつまでもそうしている俺を、八戒が詰る。
「……んー……、もうちょい見して」
俺のは別に命令じゃない、八戒がもうイきたがってるのはわかってるから、ささやかなお願いというか、要望。八戒は何か言いたそうな顔で俺をみつめて、けれど何も言わずに、目を閉じて、俺の求めに応え続けた。
すっかりとろけて、境界も曖昧になって、それでも果てはやってくる。
「あっ、あ、あ、ごじょっ……!」
「……ん」
強くすることも深くすることもせず、しつこいくらい同じ動きで、擦り立てる。内側が激しく蠢き、痙攣とともに、八戒は達した。上り詰める様を余すこと無く視界に収めながら、欲望のまま持って行かれそうになる自分を、戒める。
余韻は長く、誘うように、搾り取るように、絡みつく。余裕を装った笑みを口端に乗せて、俺は感嘆の言葉を吐いた。
「……食われちまいそうだな」
「……食われてくれるんですか?」
吐息混じりの八戒の眠たげな瞼と、その奥に宿る昏い光。
自嘲を込めた苦笑で、今度は謝罪を口にした。
「……ダメ。俺が味わって食うから」
「……酷いなあ」
悔しさを滲ませて、責めるように、それでも何処か諦めたように、八戒が笑う。返す言葉も無い俺は、せめて少しでも優しくしてやりたいと思いながら、一番深いところまで、沈んでいった。
……悪ィな。
一つも残したりしないから、許して。