ベッドの上で向かい合って、俺は八戒の性器を扱いていた。下は全部脱いでもらって、上は汚れないように軽く捲って持たせる。八戒は物言いたげな顔をしたが口には出さず、八戒の身体を挟むように座った俺が、股間に手を伸ばすのを受け入れた。
「んっ、あっ、ごじょ、待ってっ」
触る前から勃ち上がっていた性器がぐんと張り詰める。透明な体液がみるみる溢れ、早くもぐちょぐちょになっている俺の手を、八戒は必死に押さえつけた。
「……イっちゃう……」
俺の手の上から自分の性器を握り締め、濡れきった眼差しで訴えてくる。結果的に俺の手の中に押しつけられたソレが、健気にぴくりと跳ねた。
エッッッロ。
いや俺が興奮してどうする。他に手段が思い付かないにしても、弱った八戒をこの不本意な状況に置いたのは俺だ。
「……いや、イく為にやってんだろ」
「……それはそうなんですけど……」
「ナニ、もっと焦らされてえの?」
「違っ、あっ!……ごじょ……っ」
とんでもなく艶気を増した声で、ごじょう、ごじょうと繰り返し、腰をがくがくと震わせて、八戒は俺の手の中で射精した。硬さを保ったままのソレに遠慮無く愛撫を続けていると、八戒はまた俺の手を強く掴む。
「ごじょっ、あっ、やだっ」
「……すげえ呼んでる。さっきから」
「……え?」
「俺の名前」
八戒は耳まで真っ赤になった。たぶん、媚薬とは違う理由で。
「……あ、えっと、すみません……」
俺は八戒のタマと、その後ろにまで指を這わせた。八戒は戸惑いを隠さずに俺を見た。
「……するんですか?」
「別におまえが嫌なことはしねーって」
「……でも……悟浄、勃ってますよね」
「そーね」
引いた?と口端を上げると、八戒は即座に首を横に振った。
八戒は意を決したように、ベッドに身を横たえ、自ら大きく脚を開いた。不安げに、それでも全て委ねようとするその目が、俺の腹の底を突き上げる。
「……お願いが、あるんですけど」
「何?」
「……悟浄も、脱いで」
「……お安い御用」